ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

アイスミルク・ラクトアイス

 食べるのが遅いと、棒アイスを買って屋外で開けるにも覚悟が必要です。牛乳と砂糖を固めましたと言わんばかりの、ひたすら白くて甘いのをよく買うのですが、ガリガリ君をはじめとする氷菓より溶けるのが早いような気がします。食べ切るまえに必ず垂れてきます。食べるのが遅いくせに、溶けやすいのを好むからいけません。

 夢中になって話すうち、熱い日射しで溶けてしまったというなら、垂れ落ちたアイスも浮かばれるかもしれませんが、そのような絵になる言い訳は立たないのです。3月の肌寒い日にもホームランバーをこぼしましたし、ひとり無言で食べても地面にしずくを落とします。棒アイス適性に欠けるのでしょうか。

 私がみっともなく手の甲まで汚している横で、「あずきバーは固いから」と悠然たる態度を崩さぬ策士もいました。あずきバー氷菓に分類されます。私はあずきバーもその他のあらゆる氷菓も欲していないのです。濃厚なミルク感に、べたべたに甘やかされたい。その渇望が、何度でも手を汚させます。何度食べても相変わらず汚すのだから、かえって器用なのではないかと思いはじめています。