ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

サディスティックマッサージャー

 マッサージクッションなるものが売れているらしく、そこらじゅうで見かけます。あれのマッサージが私はどうも苦手です。もぞもぞした動きがくすぐったくてだめなのです。

 サンプルに出くわすと必ず手に取って、克服しようと試みるのですが、何度がんばっても10秒ももちません。お腹と背中にあてがわれて「さあ吐けよ」とでも言われたら、なんでもしゃべってしまいそうです。インテリア雑貨の店に展示されていたのは、おしおきの道具がずらりと並んでいるようで壮観でした。やつらはクッションに擬態しているつもりかもしれませんが、クッションを名乗るくせにちっとももふもふしていませんから、見破るのは容易です。スイッチを押すと中身がうごめきはじめ、より顕著にその本性を現します。幻想的な演出と称して、揉み玉という凶器から妖しい光を放つ個体もあります。

 その雑貨店の店員さんが、試してみるようにと熱っぽく勧めてくれました。サービス精神旺盛で笑顔のかわいいあのおねえさんが、なぜか嗜虐的な趣味の持ち主であるように思われてしかたありません。