ひらログ

おひまつぶしにどうぞ。

マンネリズム

 「いままでずっとこうしてきたから」ということだけを理由にして続けてきたものに、ふと疑問を抱くと、とたんにそれが無駄か苦痛であるように思われてきます。これまでに、発作的に200冊の漫画を売ったり、スポーツジムを退会したりしたのも、この精神の作用によるものです。

 8月に入ってはじめて大学に向かいながら、2時間に及ぶ通学時間のことが頭をよぎりました。一度でも意識してしまうと止まりません。降りたくてしかたない自分に、いままでどうやって待てと言いつけてきたのか、帰りの満員電車でわからなくなりました。この箱にあと3600秒あまりおとなしくおさまっていないといけないのか、それも来月からまた毎日のように。そう考えると、堀北真希の引退が報じられたときみたいなひからびた気分になりました。お腹に力を入れてへこませたり、すし詰めにされたおすしごっこをしているつもりになったりして、なんとか途中下車衝動を抑えましたが、またふいに降りたくなったらどうするかわかりません。

 弾き慣れたピアノとほかほかのごはんと、おかえりを言ってくれる家族と離れて、ひとり暮らしをしたくはないので、電車では瞑想にふけることにします。